弱い女の暮らし方

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映画「パディントン 消えた黄金郷の秘密」シュールな笑いは健在!でもやっぱり「2」には敵わない?【感想】

 

人生で一番好きな映画は「パディントン2」な私。

昨日、待ちに待った最新作「パディントン 消えた黄金郷の秘密」(5/9公開)を観てきました!

一言でいうと、笑った!面白かった!でも「2」は超えてこなかった!
(ちなみに私は映画ファンではありますが、原作には詳しくありません)

冒頭ネタバレなしで紹介、後半からはネタバレありで感想を書いていきます。

アイキャッチ画像は公式HPで配布されていた素材を使用しています。

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誰にでもおすすめできる、笑って泣いて心温かくなる映画(ネタバレなし)

今回も、パディントンらしい優しさとシュールなユーモアがたっぷり詰まった作品でした!

シリーズを通して共通しているのは、「子どもでも楽しめるけど、大人だからこそクスッと笑えるポイントが随所にある」というところ。今回も例に漏れず、大人も子どもも楽しめるファミリー向け映画に仕上がっています。

特によかったポイント:

  • シュールでテンポのいいギャグが健在!
  • おなじみブラウン一家のキャラがますます愛おしい
  • 基本的に善意で動く人たちが中心の物語なので、観終わった後に心がほんわかする

アクションや派手な展開というよりは、“丁寧で優しいユーモア”と“人の温かさ”を描く作品なので、

  • 忙しくて心が疲れている人
  • 何か明るい気持ちになりたい人
  • 「2」が大好きだった人

には特におすすめです!

好きなポイント・感想(以下、ネタバレあり)

※ここから先は作品の展開や結末に関する内容を含みます※

展開を知っていても楽しめる作品ですが、個人的には展開や結末を知らずに見てほしいので、未視聴の方はご注意ください。

コメディはやっぱり面白かった!特にブラウン夫人に爆笑

まず言いたいのは、今回もコメディが本当に面白かった!
個人的に一番笑ったのは、ブラウン夫人が小枝を持って茂みに突撃するシーン。声を出して笑ってしまいました…。

子ども向けっぽい展開の中に、「大人じゃないと笑えない」シュールな演出がしっかりあるのがパディントンの良さ。今回もその持ち味はばっちり活きていました。

ブラウン一家の存在がやっぱり大きい

今回も、ブラウン一家の魅力は健在でした。中でもブラウン夫人や、最強家政婦・バードさんがいい味を出していました。

「2」では伏線の回収が怒涛のようにあったのですが、今回は2ほどではなく(それでも他の映画に比べたら多い)、その役割をブラウンさんが主に担っていた印象。物語を引っ張る“お父さん”としてしっかり機能していて、ちょっと感動しました。

気になったところ:ハンターの「呪い」があっさりしすぎてモヤモヤ…

一方で、イケメン船長ことハンターの「呪い」が解ける展開があっさりと済まされ、やや消化不良感が残りました。

「え?それでもう解けたの?」という感じで、呪いが本当に呪いだったのか、それとも精神的なもののメタファーだったのかが曖昧で、少し怖さすら感じてしまいました。

さらに、ハンターはこれまでに娘を何度も見捨てるような行動をしていて、

  • 5歳から18歳まで放置
  • 戻ってきたと思ったらまた離れる
  • ジャングルに置いていく(安全だと思ったのかもしれないけど…

という前科があるので、「本当に改心したのか?」という疑問が拭えませんでした。

最後に「娘こそ宝物だった」と言うセリフも、感動的ではあったのですが、
過去にも同じようなことを言っていたので、言葉に重みを感じられず…。

もっと、「あ、これは本当に呪いが解けた!」と納得できる描写があれば印象はかなり違ったかもしれません。

たとえば:

  • 呪いの象徴(仮面など)が物理的に壊れる
  • 本人が過去の自分を否定するような強い言葉や謝罪を口にする
  • 前振りになるような出来事があった上での呪い解除

こういう演出があれば、より納得できた気がします。

総合評価

ここまでいろいろ言ってしまいましたが、トータルではとても楽しい映画でした!
パディントンらしい笑いと温かさが詰まっていて、ファミリーでも安心して観られる1本。笑いたい人、優しい気持ちになりたい人には間違いなくおすすめです。

よわみ的に点数をつけるとしたら…90

ただ、やっぱり私は「パディントン2」推し。
あの作品が完璧すぎたんだよなぁ…。

 

まだ見ていない方は、「2」も含めぜひ見てみてください。

(もちろん「1」も面白いですよ)