弱い女の暮らし方

弱い自分のまま少しでも幸せになれるようにいろいろやってみたり、考えたりしたことを書いています。

休職中の転職活動で悩んだこと・やったこと

メンタル不調で休職していましたが、転職活動をして正社員として内定をいただきました!
内定先には休職中であることも全て伝えた上で、「気にしません」と返答をもらっています。

▼休職までの経緯などはこちらから↓

yowami.netでも、休職中の転職活動っていろいろ悩みませんか?私は悩みました。

「復職するのか転職するのか?」
「こんな状態で面接なんて上手くできるの?」
「正社員を目指すか?派遣として気楽に働くか?」
「会社に休職中であることを伝えるか?」

正直頭が捻じ切れそうになるくらい悩みました。

それぞれの選択が正しかったのかは今もわかりませんし、のちのち後悔するかもしれません。
でも悩みに向き合ってはきたので、同じように悩む誰かの役に立つことを願って、とりあえず書き留めておこうと思います。

転職か、復職か

そもそも、休職中の選択肢としては転職か復職かの大きな2択があると思います。
(一旦退職後に転職活動をするという選択肢もありますが、それは一旦転職に含むとして)

私もまずここで悩みました。
悩んだポイントと、結論を書いていきます。

休職して元気になったから復職できるのでは?

もちろん休職した当初は「こんな仕事もう絶対にできない!早く次を探そう」と思っていたのですが、ある程度休んで元気になってくると、「できるかも?」と思えなくもなかった。

私の場合は適応障害での休職だったので、原因から離れると症状も落ち着いた分、特にその感覚が強かったです。

しかし、復職後も部署異動などはできず、同じ仕事をすることになるのはわかっていました。
職場の人たちは優しい人ばかりなので配慮もしてくれるだろうし、復職も悪い選択肢ではなかったと思います。

でも、明らかに仕事内容が向いてなさすぎた…。復職後に「こなす」ことはできるかもしれないけど、頑張っても人と同じくらいできるかどうか。猿が木登りではなく泳ぎで勝負するようなもの。いつかは力尽きるか、自信を失うか。

それなら環境を変えて、活き活きと働きたいという考えに至りました。

職場の人に申し訳ない

正直、これは今でも消えていない感情です。

前述の通り職場の人はみんな優しくて、休職に入る前も「ゆっくり休んで、また一緒に働きましょう」と言ってくれていました。
休職からの退職、それもメンタル由来となると、どうしてもフェードアウト的な辞め方になります。

一回復職してから転職活動をして、きちんと辞めた方がいいんじゃないか?

それもきっと正解でしょう。でも、どうせ長くは続かないのは自分が一番よくわかっていたので、「また頑張ります!」という顔で復職できる気がしませんでした。変な期待をさせたくないというか…。

良くも悪くも、職場の人はそんなに気にしていないとも思うんですよね。
過去、フェードアウトしていった同僚のことを思い返しても、寂しいなと思ったのは一瞬のことで、恨んでもないし、過度に心配もしてなかった気がします。

今でも職場の人が夢に出てくるけど、時間が解決してくれると信じています。

正社員か、派遣社員か?

上記のような葛藤もあり、転職活動を始めた時点では正直まだ迷っている状態でした。

それでも始めたのは、「とりあえず求人だけ見てみて、良さそうなところがあったら応募してみよう」とある程度気楽な気持ちでいたから。
無理だったらまた復職や退職を考えよう!くらいの感じ。

直近の職歴が難あり(派遣半年→契約社員1年)だったので、書類で通るかどうかも微妙なところ。
応募=転職決定なわけじゃないと自分に意聞かせて、気楽に応募しまくってました。

そんな中で最初に悩んだのは「正社員か、派遣社員か」という部分でした。

気が楽なのは派遣社員、だけど…

私は今までに2度、派遣社員として勤務したことがあります。

1度目は派遣から正社員になれたので個人的には成功。
しかし2度目はかなり居心地が悪くて半年で退職したので失敗。

成功と失敗の両方を経験しているので、派遣という働き方にはフラットな目線を持っていると自負しています。

派遣社員の最大のメリットだと思うのは、なんといってもその気楽さ。
応募から面接(面談)、働き始めた後も正社員と比べるとかなり気楽な場合が多いです。

ただ、今回の私の場合は「また派遣から正社員になれるかもしれないしなー」と、“正社員になれる可能性”の方に魅力を感じている自分に気づきました。
じゃあ時間もあるし、最初から正社員を目指してみた方がよくない?ということで、一旦は正社員を狙っていくことに。

これに関しても、がっつり決めたというよりはダメだったら派遣社員も検討しようくらいの気持ちでした。

面接なんて受けて大丈夫?

正社員を狙おう!となんとなく決めたところで、新たな不安が浮上してきます。

そもそも適応障害で休職してる=万全じゃない状態で、面接なんてヘビーな状況をこなせるのか?という不安です。
転職活動をし始めたのは休職し始めてから1ヶ月と少し経ったくらいの時。まだ疲れやすく、思考力も落ち気味だという自覚がありました。

友達や家族と話すことは時々あれど社会人的な活動をしていないので、会話力も落ちているだろうな、と。
そして実は正社員の面接経験がかなり少ない(1回で決まるような小さな会社や派遣から入ったことしかない)ため、自信はまったくなし!

ただこれもやっぱり「応募してみなきゃ面接に行けるかどうかもわからないし、決まったら腹を括ってやるしかない」という心持ちで深く考えずに挑みました。

実際に受けてみた感想

内定をいただいた会社を含め、2社の面接を受けました。どちらも対面面接。

率直な感想としては、「めちゃくちゃ緊張したし疲れるけど、意外とこなせた」です。
始まる前が緊張のピークで始まってしまえば段々解れていく感じ。

ただ、ただでさえ正常じゃない脳を無理やりフル回転させるので終わった後の疲れは尋常じゃありませんでした。
メンタル不調がピークな方は悪化しかねないので、無理しないようにしてくださいね。

あと1日に何個も面接入れるとかも(私はしてませんが)休職中の方は避けた方が良さそうです…。

ちなみに面接の時点では休職中であることは伝えていません。その辺悩む方も多いと思うので、次で書いていきます。

休職中であることを伝えるか、どう伝えるか?

これについては私もものすごく悩みました。

結果的には伝えたのですが、正直最初は伝えるつもりはありませんでした。
休職期間が長くなると年収の関係でバレるとも聞いていたのですが、私の場合は休職期間が最大3ヶ月と決まっていたので、バレづらいかな?と思っていたのもあります。

なぜ伝えることにしたのか、どのタイミングでどう伝えたのかを身バレ防止でフェイク交えつつ書いていきます。

伝えたのは内定後の面談

仕事選びで失敗して今回残念な結果になった分、次は慎重に選びたいと思っていました。
なので、内定をいただいた後、承諾前に自分から依頼して面談の場を設けてもらうことに。(同時進行で応募していた企業の一次面接が通って、迷っていたのもあります)

面談では面接時に聞けなかった給与のことや日々の働き方のことなどを細かく聞いて、ひとまず問題はなさそうなことを確認。こればかりは働き始めてみないとわからないところでもありますが…。

内定承諾を悩んでいたからこそ伝えた

いろいろ聞いてもまだ決めかねていた私は、あえて休職中なのを伝えることにしました。

面談の最後に「言っておきたいことがあるのですが…」と前置きし、このように伝えました。

「実は今、メンタル面の不調で休職をしています。今は休養と通院で良くなってきているので、こうして転職活動もできていますし、問題ないのですが…後出しの形になるので、これによって内定を取り消すなどがあっても仕方ないとは思っています。もし入社が決まった際には、復調したという診断書を提出することも可能です」

(その場で考えて話したのでうろ覚えです)

入りたくて仕方がない会社であれば、最後まで話さなかったかもしれません。迷いがあったからこそ、話してダメだと言われたら仕方ないなと諦めがついたのだと思います。

ひとつ反省点としては、口頭で伝える場合は「休職」よりも「お休み」の方がよかったかな、というところ。「求職」と読みが同じなので、突然話し始めたのもあって最初先方はハテナマークを浮かべていました。笑

内定先の反応

内定先の答えはこうでした。

「大事なのはこれからなので、過去のことは気にしません。うちは小さい会社なので、むしろ他の会社で上手くいかなかった人、大手でこぼれた優秀な人をどんどん雇って一緒に頑張っていきたい」

完全に私のため、というだけではなく「小さな会社だから」という企業目線での事情も交えてくれたのが、逆に信頼できました。

「伝えないまま入社するのも気が引けて…」と正直に言うと、直属の上司になるであろう方も「むしろ伝えづらいだろうに伝えてくれてありがとうございます」と優しい返答。

体調を崩した原因として「残業の多さ」を上げたのも良かったのかもしれません。(内定先は残業がないことを売りにしているようなので、「うちは残業がないし大丈夫です」と言ってました)※本当は他にも原因はあるのですが、一旦言わず…。

ここまで伝えて、言ってもらって、やばい会社だったらもう仕方ない!と吹っ切れて、内定承諾しました。

まとめ:軽い気持ちで始めて、最後にしっかり見極める

私も変に完璧主義なところがあるので、つい「しっかり考えてから動こう」と思って結局なかなか動けずにいることが多いです。

でも今回は休職中で時間だけはあったので、とりあえず動いてみて失敗したらまた考えよう、という気持ちで挑めました。

応募したらそこで働くことが決まるわけではなく、選考の段階でこちらも選びながら決めていける。

同じような状況でくすぶっている方がいたら、ぜひこれ↑を頭で唱えてみてください。

私もまだ入社したわけではないのでどうなるかはわかりませんが、また何かあればブログに書きたいと思います!